マイプロテインのBCAAを調べると、4:1:1と2:1:1の商品があり、どちらを買うか迷ってしまうと思います。
BCAAとはロイシン、イソロイシン、バリンのアミノ酸の配合のことで、
筋肉中のタンパク質分解を抑えたり、カラダづくりにも深く関わり、運動時にはエネルギー源となる栄養素です。
[4:1:1]と[2:1:1]というのは、その栄養素(ロイシン、イソロイシン、バリン)の割合が[4:1:1]なのか[2:1:1]なのかで商品が分かれています。
でも、[4:1:1]と[2:1:1]、いったいどっちがいいの?と気になるところです。
私も、この2つの商品の違いってなんだろう?と疑問に思い、調べてみることにしました。
結論からいうと、[2:1:1]は一般的なBCAAの商品、[4:1:1]は筋肉ムキムキになりたい方の商品となっています。
というのも、ホエイタンパクに含まれるBCAAは[2:1:1]の割合で入っており、他社製品も多くは[2:1:1]の割合でBCAAが売られています。
BCAAの中でも筋肉の合成に必要なのはロイシンが特に必要と言われており、マイプロテインではロイシンに特化した栄養素の配合[4:1:1]の商品が売られています。
今回は、マイプロテインのBCAAの411と211の成分の違い、他社製品の割合、ロイシンの必要性、おすすめのBCAAなどを解説していきます。
マイプロテインのBCAA[4:1:1]と[2:1:1]の成分の違い
マイプロテインで販売されているBCAAの商品[4:1:1]と[2:1:1]の成分を比較してみましょう。
BCAAの商品はパウダータイプとタブレットタイプがありますが、パウダータイプの栄養成分を比較します。
BCAA[4:1:1]の栄養成分
BCAA[2:1:1]の栄養成分
どちらも1食あたり5gでの栄養成分となっています。
これを表にして比較してみましょう。
BCAA[4:1:1] | BCAA[2:1:1] | |
ロイシン | 2,7g | 2g |
イソロイシン | 650mg | 1g |
バリン | 650mg | 1g |
どちらも成分の中にロイシンが多く含まれていることがわかりますが、[4:1:1]の商品は[2:1:1]の商品よりロイシンに比重をおいた栄養成分となっています。
では、マイプロテイン以外のBCAAでは、栄養成分の割合がどうなっているのかみてみましょう。
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他社製品の割合は?
マイプロテインでは[4:1:1]と[2:1:1]の2種類の比率で、BCAAが売られていますが、他社製品ではどういった比率で売られているのでしょうか。
気になったので調べてみました。
調査したのはBCAAを販売しているDNS、Xtend、Optimum Nutritionの3社です。
まず、DNSのBCAAの栄養成分をみてみましょう。
1回5.5gの摂取で、ロイシン2.45g、バリン1.3755g、イソロイシン1.3755gが含まれています。
BCAAの栄養比率としてはおよそ2:1:1のバランスになっています。
次にXtendのBCAAの栄養成分をみてみましょう。
1回14gの中にロイシン3.5g、イソロイシン1.75g、バリン1.75gが含まれています。
BCAAの栄養比率は2:1:1のバランスとなっています。
最後にOptimum NutritionのBCAAを調べてみました。
1回5.75gの中にロイシン2.5g、イソロイシン1.25g、バリン1.25gが含まれています。
こちらもBCAAがきれいに2:1;1の割合で含まれています。
3社のBCAAを調べてみましたが、どれもBCAAの割合は[2:1:1]の割合で含まれています。
そのため、BCAAは[2:1:1]の割合が一般的な比率のようです。
では、なぜマイプロテインはBCAAが[4:1:1]の割合で売られているのでしょうか?
筋肉の合成にはロイシンが重要!
マイプロテインだけがBCAAを[4:1:1]の割合で売られている理由として、明確な答えは表記されていません。
しかし、筋肉のエネルギー代謝や合成に必要な栄養素として、BCAAはもちろんのこと、その中でもロイシンが非常に重要だということが言われています。
理由として、筋肉中のタンパク質を構成するアミノ酸の中でも、BCAAの占める割合は約35%と言われています。
そのため、運動や筋力トレーニングをする場合、BCAAが大切な栄養素となるのですが、
その中でも、特にロイシンは筋肉の合成に強く影響を与えると考えられています。
上記で調べた通り、販売されているBCAAの多くはロイシンに比重をおいた[2:1:1]の配分での栄養割合で販売されています。
マイプロテインでは、BCAAを[4:1:1]の割合にすることで、よりロイシンに比重をおき、筋肉の合成に特化した商品を販売しているものと思われます。
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おすすめのBCAAはどっち?
結局、BCAAは[4:1:1]か[2:1:1]、どっちがいいか気になりますよね。
ロイシンを多くとった方が良さそうだから[4:1:1]の商品を選ぶべきなのでしょうか。
どちらを選ぶかを決めるためには商品の価格も重要になってくるので、ここで商品の価格を比較してみましょう。
BCAA[4:1:1]パウダーの価格
BCAA[4:1:1]パウダーは250gで4290円で売られています。
BCAA[2:1:1]パウダーの価格
BCAA[2:1:1]パウダーは調べたときは割引されていましたが、通常価格では250gで3590円で売られています。
比較すると、250gでBCAA[2:1:1]パウダーの方が700円安いということになります。
続けて摂ることを考えると、コスト面ではBCAA[2:1:1]パウダーが優秀です。
これらのことを考えると、
BCAA[4:1:1]パウダーは人一倍、筋肉量を増加(筋肉合成を促進)させたい方におすすめ、
BCAA[2:1:1]パウダーはコストを抑えてBCAAを摂りたい方におすすめです。
マイプロテインのBCAAにはパウダータイプの他にもタブレットタイプもあるので、使いやすい方を選びましょう。
まとめ
今回はマイプロテインのBCAAの商品で[4:1:1]と[2:1:1]の違いについて解説しました。
[4:1:1]の割合でのBCAAは他社製品にはないものなので、高いパフォーマンスを求める方にとっては魅力的な商品だと思います。
私もマイプロテインのBCAAを使っているのですが、使う目的としては趣味で筋力トレーニングを行っているため、サプリのコスト面を抑えるためにもBCAA[2:1:1]パウダーを使用しています。
BCAAをトレーニング前に摂取することにより、トレーニング中の、特に後半の疲れにくさというのを実感しています。
まだどちらにするか迷いがある方でBCAAを使ったことがない方は、まずはBCAA[2:1:1]を使ってみてください。
また、今までにBCAAを使ったことがある方はBCAA[4:1:1]に挑戦してみましょう。
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BCAAの飲み方については、下記の記事で解説しています。