
家で筋トレをするために、可変式ダンベルがほしいと考える人も多いと思います。
可変式ダンベルには、パワーブロックのようなブロックタイプと、ボウフレックスのようなダイヤル式のダンベルがありますが、
オンザニーのやりやすさや、ダンベルの大きさを考えるとブロックタイプを選びたい方も多いと思います。
パワーブロックとボウフレックスのダンベルの違いは以下の記事でも解説しています。
パワーブロック(POWERBLOCK)とボウフレックス(Bowflex)を比較した結果、おすすめはどっち?
私も可変式ダンベルを購入した時は、ブロックタイプとダイヤル式タイプで迷いましたが、
ブロックタイプを使っています。
ただ本家のパワーブロックは値段も高く、価格の安い類似品も多く出回っているため、類似品の購入を検討する方も多いでしょう。
そこで、類似品(top film、MRG、MOJEER、fieldoor)ではどれが優秀なのか調べてみました。
調べた結果、類似品の購入を決める前にまず言えることは、
トレーニングをあまりやったことがなく、初めてダンベルを購入すると言う方は、公式のパワーブロックを購入するべきです。
というのも類似品は値段相応で、どれも作りが雑になっているため、丁寧にトレーニングをしないと途中でブロックが外れたり、ピンが壊れるといったリスクがあります。
私も類似品を使っていたのですが、あまり長くは使えませんでした。
そのため、もし本家のパワーブロックも購入の候補に入っているのであれば、値段が高くても絶対に公式のパワーブロックがおすすめです。
(特に、最大41kgのダンベルを考えているなら、万が一の事故が起こる前に、公式のパワーブロックを使っておきましょう。)
公式のパワーブロックは正規取扱店フィットネスショップで購入できます
しかし、
- ダンベルの雑な作りは許容範囲!
- ダンベルをしっかりとコントロールしてトレーニングができる
という方は、
- SP50の類似品を検討している方はtop filmがおすすめ
- SP EXP 90LBの類似品を検討している方はfieldoorがおすすめ
おすすめの理由としては、
- top filmとfieldoorは公式サイトがあり、日本の会社なので購入後の対応も安心
- MRGはtop filmとほぼ一緒(というか一緒)のダンベルだが販売元がわからない
- MOJEERはfieldoorとほぼ一緒(というか一緒)のダンベルだが販売元がわからない
ということです。
今回は、パワーブロックの正規品と類似品(top film、MRG、MOJEER、fieldoor)の価格や特徴、商品レビューを踏まえて比較していきます。

POWERBLOCK
本家のパワーブロックです。
<価格>
SP50(最大重量23kg) | ペア販売 64,900 円(税込) |
SP EXP 90LB(最大重量41kg) | ペア販売 128,700 円(税込) |
ウレタンコート PRO EXP 90セット(最大重量41kg) | ペア販売 170,500 円(税込) |
<特徴>
- SP50・・・4.5kg~23kgの9段階に重量変更が可能
- SP EXP 90LB・・2.3kg~41kgの27段階の重量可変式ダンベル(すぐに行える重量変更は9段階)
<レビュー>
実は昨年、パワーブロック(旧型)に外見が非常によく似た、それよりもかなり安い品を買いました。
それはそれで使えないわけではなかったですが、ところどころ気になるところがあって、なかなかモチベーションが上がらず。
今年になってパワーブロック正規品の新型が出たのを機に、改めて買い直しました。
やはり正規品は作りがしっかりしていて、余分なストレスを感じることなくトレーニングに集中できます。
良い勉強になりました。
振り回したときにガチャガチャいうんじゃないかと思いましたが、すごくしっかりしています。
類似品で廉価な物がありますが、かなりの重量のものです。
足に落ちたり何かトラブルでと考えた時、
そのリスクを取ってまで安いものを選ぼうとは私自身思いませんので、正規品をお勧めします。
引用元:Amazon
レビューにもあるように、正規品は類似品では真似できない作りとなっています。
そのため、類似品を買ってみたけど、やっぱり正規品を買い直したという方も多くいらっしゃいます。
公式サイトでは、10万円以上の商品は金利手数料無料の分割払いも選択できるので、
後悔したくない方は、正規品を公式サイトでの購入をおすすめします。
正規のパワーブロックは総代理店のフィットネスショップで購入できます
top film
<価格>
最大重量26kg | 12’998 円(税込)ペア販売 24’250 円(税込 |
<特徴>
- top filmは日本の輸入業者で公式サイトがある。
- パワーブロックSP50の類似品にあたるもの。
- 5〜26kgの24段階調節(すぐに行える重量変更は9段階)
- 本家のパワーブロックはダンベルの重量表記がポンド表記となっていますが、こちらのダンベルは重量表記がkg表示となっています。
- 重量固定のロックピンが公式のものは4本で支えることになりますが、こちらは2本で支えます。
<レビュー>
この重量変更用のピン、弱めの磁石で固定されているだけです。
そのため、方向を意識しないでピンが抜ける方向に刺していると、途中で抜けてプレートが落下する可能性があります。
私は案の定ピンが外れ、プレートが落下し、フローリングに大打撃を与えてくれました。。。
怪我がないことが不幸中の幸いでしたが、運が悪ければと思うと恐ろしいです。
一点気になった点は、他の人のレビューにもあったが、重量調節に使う(U字の)金具がそれほど力を入れずに外せてしまうため使用中に抜けて重りが落下してこないか不安になった。挿し間違えがない限り問題はないのだろうが
挙上するときにガチャガチャ音がする
振り上げるとダンベルがガチャガチャするため、手首に負担がかかる(毎回少しずつ負担がかかり、慢性的な痛みになる感じ)
引用元:Amazon
レビューでは、重量を変換するピンの磁石が弱く、プレートが落ちるといった事故も書かれていました。
そのため、磁石の補強をして使っている方もおられます。
公式と比べて作りも雑なため、トレーニング中にガチャガチャとダンベルがズレる音がしてしまいますが、丁寧にトレーニングできる方は、問題ないかと思います。
MRG
<価格>
最大重量26kg | 12’800 円(税込)ペア販売 25’800 円(税込) |
<特徴>
- top filmのダンベルと同じく、パワーブロックSP50の類似品にあたるもの。
- ※top filmのダンベルと全く同じもので価格は若干安い。
- 5〜26kgの24段階調節(すぐに行える重量変更は9段階)
- 本家のパワーブロックはダンベルの重量表記がポンド表記となっていますが、こちらのダンベルは重量表記がkg表示となっています。
- 重量固定のロックピンが公式のものは4本で支えることになりますが、こちらは2本で支えます。
<レビュー>
1年2か月間問題なく使えたのですが、昨日ロックピンが折れて困っています。捨てるしかないですかね。
ロックピンだけ別売りしてるかわかる方いますか?
可変式ダンベルとしては問題なく、使用できますが、グリップ部分がとにかく臭い。石油とか灯油系の臭いがして使用後の手にもしっかり残ってしまう。人体に影響ありそうな臭いなので気になる人は手袋をした方が良いと思う。後、重りのマーカーがセロテープみたいになっていて利用1回目でポロポロと取れてしまった。
プレートの造りの精度が均一ではなく、ブロック側板の角度に少しずれがあるため所々ひっかかることがあり、スムーズに使うことが出来ないことが良くあります。
引用元:Amazon
top filmと同じダンベルなので、top filmにもいえることですが、
重量固定のロックピン(樹脂製)が2本で支えているため、ロックピンが折れるといった口コミがあります。
ダンベルの作りも雑なため、ロックピンの付け替えや、プレートの付け替えがスムーズにできないこともあります。
MOJEER
<価格>
最大重量22kg | 9’999円(税込)ペア販売 11’999円(税込) |
最大重量40.5kg | 9’999円(税込)ペア販売22’999円(税込) |
追加プレート | 7’999円(税込) |
<特徴>
- パワーブロックSP EXP 90LBの類似品。
- ダンベル本体22kgまでが別売りとされており、追加プレートを追加すると、最大重量が40.5kgまで調節ができるようになります。
- 本家のパワーブロックはダンベルの重量表記がポンド表記となっていますが、こちらのダンベルは重量表記がkg表示となっています。
- 最大重量22kgまでは重量調節が15段階(すぐに行える重量変更は5段階)
- ロックピンは4本で支えるようになっていますが、商品画像にもあるようにロックピンがあべこべに挿さることがあります。
- ※商品画像では手前のピンが27kg設定、奥のピンが31kg設定になっています。
<レビュー>
筋トレ初心者当初、問題視していなかった重量配分に不満が出てきています。最大で片手18キロづつのプレスが、経験と共に増えてきたところ、次の重量が22キロ。20キロが欲しくても、中味のウェイト調整しても21キロ。仮に22キロが持てる様になっても、次は一気に27キロになります。そもそも、この中味のウェイト調整が面倒くさいので、ほぼやりません。
金具も金属ではなく樹脂?なのかな当たっても痛くないです。2本で支えてますし
落ちることはないかと。カタカタはいいますけど、アジャスタブルダンベルはそんなもんでしょう。
それか嫌なら、もっと高いダンベルにするべきです。
ストッパーの磁石が弱いのかベンチでトレーニングするときなど、あたったり、おいたりしていると
いつの間にか少し隙間が出来ていたりしますので、なるべく気をつけて見るようにしています。
引用元:Amazon
レビューにもあるように、MOJEERのダンベルはtop filmやMRGと違い、最大重量が40.5kgになるように作られているダンベルなので、22kgまでの細かい重量設定ができません。
そのため、パワーブロックSP EXP 90LBが欲しい方はMOJEERのダンベルが、検討候補になると思います。
fieldoor
<価格>
最大重量22kg | 13’410円(税込)ペア販売 25’920円(税込) |
最大重量40.5kg | 20’250円(税込)ペア販売36’900円(税込) |
追加プレート | 8’060円(税込) |
<特徴>
- fieldoorは日本の輸入業者。
- MOJEERのダンベルと同じく、パワーブロックSP EXP 90LBの類似品。
- MOJEERのダンベルと全く同じものだが、少し価格が高め。
- ダンベル本体22kgまでが別売りとされており、追加プレートを追加すると、最大重量が40.5kgまで調節ができるようになります。
- 本家のパワーブロックはダンベルの重量表記がポンド表記となっていますが、こちらのダンベルは重量表記がkg表示となっています。
- 最大重量22kgまでは重量調節が15段階(すぐに行える重量変更は5段階)
- ロックピンは4本で支えるようになっていますが、商品画像にもあるようにロックピンがあべこべに挿さることがあります。
- ※商品画像では手前のピンが27kg設定、奥のピンが31kg設定になっています。
<レビュー>
重りをセットし引き抜き5~6歩移動したところで重りが一つ脱落し左足を直撃し小指の骨にヒビが入りました!
なぜ??になりながら確認したところセットした隣の重りが設置面積が広い為、くっついて持ち上がったのが原因でした。
樹脂の金具を差し込むだけですが、安定感はあります。
変更したいプレートの位置で樹脂を差し込むだけで簡単に重量変更できますが、簡単すぎて時々設定プレートの下に差し込んでしまうので、点検を必ず行うようにしています。
また可変式なので、それ相応にプレートがカタカタします。
40kgまであるので、まずまずの重量までは対応出来る所はとても良いです。
ただ、腕の種目でまだ10kg前後の重量しか扱えないと非常に扱いにくい商品でした。
私は二頭筋の種目はノーマル12kg、ハイレップス8kgしか扱えないので、8.5kgの次が13kg、その次は17.5kgのこの商品は扱いにくいと感じました。
引用元:Amazon
レビューにもあるように、fieldoorのダンベルは最大重量が40.5kgを想定して作られているので、低重量を使いたい方には変換重量が少なくなります。
そのため、パワーブロックSP EXP 90LBが欲しい方はfieldoorを検討しましょう。
MOJEERとの違いは販売元がしっかりとしているところです。
購入後の対応などを考えると、fieldoorで購入した方がいいかもしれません。
まとめ
今回は、パワーブロックと類似品(top film、MRG、MOJEER、fieldoor)を価格、特徴、レビューを元に比較してみました。
比較した結果をまとめると、
- top film、MRGは同じダンベルが売られており、SP50をモデルとしている
- MOJEER、fieldoorは同じダンベルが売られており、SP EXP 90LBをモデルとしている
購入後の対応を考えると、
- SP50の類似品を検討している方は日本の業者のtop filmがおすすめ
- SP EXP 90LBの類似品を検討している方は日本の業者のfieldoorがおすすめ
ただし、類似品はどれも作りが雑になっているため、丁寧にトレーニングをしないと途中でブロックが外れたり、ピンが壊れるといったリスクがあります。
そのため、トレーニングをあまりやったことがなく、ダンベルに慣れていない方は、公式のパワーブロックを購入することをおすすめします。
本家のパワーブロックは値段も高いですが、その分作りもしっかりしており安心感があります。
類似品と公式のパワーブロックで迷っているという方は、あとあと後悔しないためにも公式のパワーブロックを買っておきましょう。
パワーブロックは正規取扱店であるゴールドジムの公式サイト『フィットネスショップ』で購入すると、分割払いでの購入をすることもできます。(しかも、金利手数料なし)
下記からフィットネスショップで購入ができるので、購入しやすい方法で注文しましょう。

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